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感想:黄昏色の詠使い10
なんというか、こうまで差がでるものか・・・と溜め息をつくしかないというのが本音です。ベクトルが異なるエスクードと比べるべきではないとわかってはいても、どうしても比較してしまいます。
今回のあらすじ。みんな幸せになりましためでたしめでたし。
・・・他にどう書けというのか。あの展開ならこうなるしかない、という展開をなぞる筋を。
面白い面白くないはまあいいとして、異様なほど盛りあがりに書ける。
なんでかなーと考えてみてふと気付きました。
最終舞台を演ずるには、あまりにも”薄い”キャラばかりなのだと。
主人公であるところのネイト、ある意味副主人公のエイダについてはシリーズ当所から描写が成されていたのでまあそれはいいです。しかし最終決戦に挑む最後の1人は、ろくに人格も掘りさげられていないぽっと出のキャラ。
そして彼等をむかえ撃つは、結局自分の思いを語ることなくフェードアウトした敵役ボスと、そんな彼に何故ついていってるのかも今一つ判然としない傍役2人。彼等からは、展開に必要だったから用意した、程度の存在感しか感じないのです。ぶっちゃけ、必要でもないし。
で、そんな立割同然のキャラがラストバトルしたところでそりゃあ盛りあがらんわなーと。
艱難辛苦を潜りぬけ王子様はお姫さまを助けだしました、程度の筋に注力しておけばまた違った感想ももてたものを・・・
悪い意味でこの作者さんはまだアマチュアから抜け切れてないんでしょう。自分の書きたいことを皆書こうとして失敗してしまった。新人さんなんだから、そのへんを上手く導いていくのが編集さんの仕事だと思うんですが。
きっといい人に当たらなかったんだな、残念。
来月には早くもこの作者の新作が始まるそうですが、予告見るだけで厨二の厭な臭いがプンプンするので、シリーズ完結を機に、私はこの作者からは手を引きます。
感想:灼熱のエスクード4
とうとう完結でございます灼熱(煉獄)のエスクード。長かったような気もするが、実は4年ほどしかかかっていないという事実に驚きます。途中のブランクでそうとうヤキモキさせられたからな・・・。
今回はストーリ的には特に禿筆すべき点はなし。前巻のあの終わりからなら、こういう展開・こういう終わり方しか有りえないというような筋だったので。もともと王道を上手く書くタイプの作者だし。
が、予定調和的なその筋で、何故にこんなにも面白い?と首をかしげたくなるその筆力はさすがのひと言。
終盤の展開の中で、ヴァルデリーが車はポルシェじゃなきゃやだとか拘ってみたり、アイリスが我が君の趣味に興味津々だったりと、此の期におよんでなおキャラ立てするのか作者よ。
ただ、こまかいとこ突っこんだら結構色々突っこみ処はあります。
闇のオーラ(笑)とか、結局の所なんでレイニーさんはブラディミール手放したんだ?とか、力関係の>(越えられない壁)>が割と色んな所で越えられてるなとか。まあそんなことは些末なことです。
この最終巻について唯一文句があるとすれば。
我が君の出番がすくねぇぞゴルア!
ということくらいなもんです。ああ、パパさんになった我が君がみてみたかった・・・
あと、今回(も?)禿筆すべきは挿絵です。
まずは1枚目。薫がヴァルデリーを(性的な意味で)襲うシーン。
・・・いいのかこれ?
エロゲCGを漁れば、10枚単位で出て来そうな馴染みのある構図です。
次。全裸の真澄さんが我が君に抱かれるシーン。
・・・誰得。いや腐った人達にはうけるか。
そして最後。本文終了後に挿入されたレイニーさんの絵。
薫をなま温かく見まもっているようにも、ルーシアを小馬鹿にしているようにもみえる、非常に秀逸な1枚です。
開始から完結までおっかけましたが、最初から最後まで評価は変わりません。良作です。
あえて神作とはいいません。この作者が次に書く作品もエスクードと同じくらい、あるいはもっと面白いことを私は疑っていないので。
夏コミ
数年ぶりに行ってきました。北国で甘やかされたこの身にあの灼熱地獄はこたえた・・・。まあ、エアコン壊れてた実家よりはましでしたが。
今回の成果
・AAST(須賀しのぶ)のアンゲルゼ補完本
・遊女関係
私は基本的に3日目には縁がないクチです。後述する知人は3日目に出てたようですが。
こまごまと使って、3日で2万くらいつかった形です。とめてもらった友人と毎日外食するのが財布に痛かった・・・
今回の成果はなんといってもアンゲルゼ本。サインもらったぜひゃっほー。
と思ってたら、本人のブログみたらあれ予定外のことだったそうで。すんません須賀せんせ、みんな並んでたからそういう企画だと思ってたんだ・・・。
そしてなによりすんません、アンゲルゼ1巻で切ってしまって・・・orz 補完本買ったのを契機に2巻以降も読んでみたらめちゃくちゃ面白かったというのに。ご本人に応援の言葉をかけたかったが、まさか「アンゲルゼ1巻で投げました。今KZ読んでます」とはいえないしなぁ・・・
それにしても、予想ではもっと男性読者いるイメージだったのですが、サインに並んでたのは9割9分女性でしたね。男性で並んでたの、私とあと1人くらいでしたし。あれだけ固定ファンいても打ち切りだったのかアンゲルゼ。
遊女は新譜を期待してたものの、次に持ち越しだったのでがっくり。sync act'sが予想以上に並んでて「世界閉じる場所」のリメイクが入手できなかったのもがっくり。
同人活動をしている、久しくあっていない友人がいるので、おそらくこの夏コミにも出てるだろうと前日に思ったものの、サークル名をド忘れしてしまっていけなかったのでやはりがっくり。
自分がオタクの主流から外れていることは数年前より自覚していますが、今回久々にコミケに足を運んで、その事実をより鮮明に痛感しました。なぜ東方がはやってるのかも、竜騎士07が見限られてないのかもわからない私は、知人の言葉を借りるなら「すでにオタクの最前線にいない」んでしょう。ああ若いやつが妬ましい。
今回の成果
・AAST(須賀しのぶ)のアンゲルゼ補完本
・遊女関係
私は基本的に3日目には縁がないクチです。後述する知人は3日目に出てたようですが。
こまごまと使って、3日で2万くらいつかった形です。とめてもらった友人と毎日外食するのが財布に痛かった・・・
今回の成果はなんといってもアンゲルゼ本。サインもらったぜひゃっほー。
と思ってたら、本人のブログみたらあれ予定外のことだったそうで。すんません須賀せんせ、みんな並んでたからそういう企画だと思ってたんだ・・・。
そしてなによりすんません、アンゲルゼ1巻で切ってしまって・・・orz 補完本買ったのを契機に2巻以降も読んでみたらめちゃくちゃ面白かったというのに。ご本人に応援の言葉をかけたかったが、まさか「アンゲルゼ1巻で投げました。今KZ読んでます」とはいえないしなぁ・・・
それにしても、予想ではもっと男性読者いるイメージだったのですが、サインに並んでたのは9割9分女性でしたね。男性で並んでたの、私とあと1人くらいでしたし。あれだけ固定ファンいても打ち切りだったのかアンゲルゼ。
遊女は新譜を期待してたものの、次に持ち越しだったのでがっくり。sync act'sが予想以上に並んでて「世界閉じる場所」のリメイクが入手できなかったのもがっくり。
同人活動をしている、久しくあっていない友人がいるので、おそらくこの夏コミにも出てるだろうと前日に思ったものの、サークル名をド忘れしてしまっていけなかったのでやはりがっくり。
自分がオタクの主流から外れていることは数年前より自覚していますが、今回久々にコミケに足を運んで、その事実をより鮮明に痛感しました。なぜ東方がはやってるのかも、竜騎士07が見限られてないのかもわからない私は、知人の言葉を借りるなら「すでにオタクの最前線にいない」んでしょう。ああ若いやつが妬ましい。
感想:アイゼンフリューゲル
すばらしくウロブチ。いつものウロブチ。
・・・が。この作品にはあまりにおおきな問題があります。それは、
「下 巻 へ 続 く」
だということです。
作品が上下巻に分かれることは作品の質を貶めることではないです。作者の向き不向きもあろうが、尺が長くなればそれだけ描写も密になる(たぶん。固定ファンのついた作者の作品であれば、商業的にも利益がある。
しかし、私がこの作品を読破して大いに憤ったのは、「アイゼンフリューゲル」というタイトルから、この作品が上下巻(あるいは上中下?)であるということがまったく読み取れなかったからです。
ちょうど今手元にあるラノベを見てみます。
・尾のない蠍-遠征王と流浪の公子
・ヴィクトリアンローズテーラー-聖者は薔薇にささやいて
・クジラのソラ01
・楽園ヴァイオリン-クラシックノート
・アンゲルゼ-孵らぬものたちの箱庭
・花守の竜の叙情詩
・・・少女レーベル比率高すぎじゃね?という突っ込みはさておき。
これだけみても、副題つきの作品がいかに多いかお分かりいただけるかと思います。シリーズものは大方が副題を冠している、というのが私の体験則です。
それとは別に、上のクジラのソラ01のように、シンプルにナンバリングをしてある作品も多いです。新人の投稿作などで続編が書かれる場合には、1巻は「紅牙のルビーウルフ」などのようにナンバリング無しで、2巻以降ナンバリングされることが一般的ですね。
では翻って本作品アイゼンフリューゲルはどうか。
私はこのタイトルから本作が続き物であるなど全く思いもしませんでした。上下の文字もなし、シリーズなんだなと想起させる独特のキーフレーズもなし、ましてナンバーもなしでは。
もちろんこの1冊だけでも面白いですが、エピソードとして明らかに完結していない本を1作と誤解させるようなタイトルのつけ方はどうなのか。
ウロブチが悪いわけじゃない、全面的に編集に問題がある。"01"(独語的にはアインが適当か)と振ればそれですむ話なのだから。
本作だけでも「そりゃあないだろう」と憤るところですが、"大いに"とつくにはわけがあります。ガガガ文庫に騙されたのがこれで2回目だからです。
ああ、思い出すのもうんざりする「とある飛空士への恋歌」。”追憶”同様1冊完結を期待して買ったら、それなんてエロゲ?なOPだけで終わったあの1巻。
厚顔無恥にも、続きにはきっちり「とある飛空士への恋歌"2"」とナンバー振ってやがる。端から続き書かせる気だったんだから最初からナンバーふっとけよと。
創設当時、「ガガガ文庫(笑)、いまさらラノベ業界に参入したって後追い過ぎるだろw」と誰もがあざ笑うなか、予想以上の躍進を見せ地位を築いたことには素直に賛嘆の念を評します。
だが。
読 者 舐 め ん な。
感想:剣の花嫁-山妖奇譚-
この作者は2828させるのがほんとにうまいなぁ。話の筋?そんなものは飾りですよ。この2828させっぷりはベクトル違えど付喪堂骨董店に匹敵するっ・・・!
話の筋はまぁよくある展開です。ヒーロー相手に復讐誓ってたヒロインが、ヒーローに対する誤解解いてくっついて・・・という。
巷に出回ってる作品では、巻の最後にくっついて・・・ってのが多いですが、この作品はやや珍しく中盤で早々にくっつきます。いい判断です。おかげで前作では最後の最後でしか2828できなかったのが、この作品では中盤から28282828できます。何度もいいます。こいつは2828するためだけの小説です。
あと気になった点が一点。作者の趣味が登山ということで、作中にもそれらしい描写が反映されているのですが、いわゆる「登山」と、里山に登って糧を得るのとでは全く別物だぜ?と毎年キノコ狩りに付き合わされる田舎育ちとしては思うわけです。
今月は5回のC☆novel大賞受賞作が発売されるわけですが、こっちはもうちょい正統派に面白い作品を期待しています。この作品が面白くないとはいわないが、1000円弱だして2828して終わりというのは、ややコストパフォーマンス的に悪いと思うんで。
感想:紅牙のルビーウルフ
この作者の最新作、「花守の竜の叙情詩」が割とよいという話を聞いたので、まずは過去作をあたってみようと購入。
発行当時も割と興味のある作品ではあったのですが、当時の私の中では絵師椎名優=地雷の絶対方程式が成立していたため華麗にスルー。いや、今も=が≒になった程度には成立してますが。
で、読んでみたわけですが。
読んでいる最中ずっと、こう、もやっとしたものを感じ続け、終盤になってその理由がわかりました。
これデルフィニア戦記じゃねーか、と。
主人公が狼の子供だったり、特殊な剣もってたりという設定的な類似から、性格もリィそっくり。終盤の力技な展開もデルフィニアを彷彿とさせます。
私はデルフィニア戦記大好きですが、こんなパクリちっくなものに奨励賞与えてよかったのかF文庫編集部・・・
個人的には嫌いじゃないですが、リィは嫌いだという声はちらほら聞くんで人には薦められない作品です。
しかし、ルビーウルフの雰囲気があまりにも最新作の雰囲気と違うのがなんとも不安です。買うべきなのかなぁ・・・
感想:聖剣の刀鍛冶1
アニメ化するということと、たまたまブックオフで見かけたので手に取った作品。
しかし、だ。
微妙すぎる。そもそも"聖剣"がまだ出てこない・・・
まあそれはいい。問題は、面白くないということだ。どこをどう楽しめばいいのかということだ。
なんといっても主人公(♀)が弱すぎる。痛すぎる。
暴漢が町で暴れている!私は自警団の騎士だおとなしくしろ!と意気込んだはいいものの、実は実戦経験ゼロで、ラリってる(元兵士とはいえ)暴漢相手にびびってやられかけるとか、もうね、アホかと。
実力が伴わないわりに無駄に暑苦しいさまは体が剣でできてるどこかの誰かを思い出します。身の程わきまえてるだけ薔薇のマリアのマリアローズのほうが数千倍ましだ。
まあ貶めてばかりではなんなので、素直に感心した点を。
主人公がヒーローに執着するのは、
「彼が使ってた剣がすばらしい業物で、自分もそんな剣がほしい。刀鍛冶である彼に自分にも剣を打ってほしい」
という理由からなんですが、これには物凄くしっくりきました。
一目ぼれ、ってのはやっぱあります。
人間相手にフォーリンラブだとなんというか話として胡散臭いというか痛いですが、ものを見て”これがなんとしても欲しい!”っていうのは、誰でもしばしば起こる感情ゆえに共感しやすかったではないかと思います。
しかも、剣士であるところの主人公が、よい剣を欲しがるというのは非常に納得できる理由ですし。
ただ、その後の主人公の言動がそのよさを笑顔でぶち壊してくれたんだ・・・orz
日々の雑記
いつのまにか春クールが終わってる
今期は不作だった。まあ、4月は缶詰にされてたせいで、情報に疎かったってのもあるんですが。おかげで真マジンガーは見る機を逃した。畜生。
けいおん→1話で切った。つかOPとEDみて満足した。
東のエデン→ネタがタイムリーすぎて笑った。リアルタイムで見てないと面白くない作品。とはいえ、まさか1クールで終わる作品だったとは・・・
ティアーズトゥティアラ→やりたいことはわかるが、純粋なアニメとしてはあまりにアレじゃね?いろんなところ端折り過ぎ。特にオクタヴィアのゲール族加入があまりに不自然すぎる・・・(原作では18禁な理由に依るものらしいが
ファントム→戦闘シーンなんとかならんのか真下・・・orz 面白いんだけど
(はじめの一歩→文句なし。一歩がまったく主人公でないことを除けばw
とはいえ、けいおんは観察対象としてはなかなか面白かったです。1クールの作品で、放映中にキャラソンの発売、かつメイン4人のうち人気のあるほう2人を先行させるなんて芸当、そうそうできるもんじゃない。あげくオリコン週間2位&3位とか・・・
私の友人が数年前、ハルヒをリアルタイムで放映してた時分に「(京アニはハルヒで)エヴァ以来のブームを"狙って"おこした。そこがすごい」というような趣旨の発言をしてましたが、まったくそのとおりだと今更納得しております。あそこの狙って当てる能力は半端じゃない。ちなみに私はむしろ京アニアンチなので念のため。
あと、OPは聞く分にはどーでもいい曲ですが、歌うとすごく楽しいです。
そうそう。けいおんつながりでもうひとつ。
「もし澪がガンダムOPを歌ったら・・・?」という動画がニコニコで人気を博したそうですな。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7382328
私としては、two-mixが(というか永野椎菜が)まだ生きてたことに感涙を禁じえない・・・
けいおん→1話で切った。つかOPとEDみて満足した。
東のエデン→ネタがタイムリーすぎて笑った。リアルタイムで見てないと面白くない作品。とはいえ、まさか1クールで終わる作品だったとは・・・
ティアーズトゥティアラ→やりたいことはわかるが、純粋なアニメとしてはあまりにアレじゃね?いろんなところ端折り過ぎ。特にオクタヴィアのゲール族加入があまりに不自然すぎる・・・(原作では18禁な理由に依るものらしいが
ファントム→戦闘シーンなんとかならんのか真下・・・orz 面白いんだけど
(はじめの一歩→文句なし。一歩がまったく主人公でないことを除けばw
とはいえ、けいおんは観察対象としてはなかなか面白かったです。1クールの作品で、放映中にキャラソンの発売、かつメイン4人のうち人気のあるほう2人を先行させるなんて芸当、そうそうできるもんじゃない。あげくオリコン週間2位&3位とか・・・
私の友人が数年前、ハルヒをリアルタイムで放映してた時分に「(京アニはハルヒで)エヴァ以来のブームを"狙って"おこした。そこがすごい」というような趣旨の発言をしてましたが、まったくそのとおりだと今更納得しております。あそこの狙って当てる能力は半端じゃない。ちなみに私はむしろ京アニアンチなので念のため。
あと、OPは聞く分にはどーでもいい曲ですが、歌うとすごく楽しいです。
そうそう。けいおんつながりでもうひとつ。
「もし澪がガンダムOPを歌ったら・・・?」という動画がニコニコで人気を博したそうですな。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7382328
私としては、two-mixが(というか永野椎菜が)まだ生きてたことに感涙を禁じえない・・・
感想:キルゾーン1-5
全巻揃えたと思ってたら、第1部しか揃って無くて涙目ですがそれはさておき。
1巻の発売日が1995年。当時作者は大学卒業したばかりのようです。後書きで卒論とか合コンとかの単語がでてくるのが、今の作者を知っていると非常に趣深い。(10年前から合コンっていう単語があったのが少々驚きです。
さて内容。
MSのない08MS小隊。以上。
UCガンダムでは支配者層=アースノイドですが、この作品では逆にスペースノイドが支配者層です。でもそれ以外の構図は大体同じ。よくあるSFの設定といってしまえばそれまでですが。
正直なところ、この時機は”ギリギリ”コバルト文庫で通用します。主人公が活躍する典型的ヒロイックファンタジー(・・・ファンタジー?)です。びっくりです。
心理描写に今に至る兆候が現れては居ますが、まだまだ軽い。ゲストキャラが容赦なく使いすてられていきますがまだまだ軽い。
主要キャラの過去の境遇やらはそれなりに悲惨なのですが、現在の状況がそう理不尽に描かれていないので重みを感じないんです。悪いといっているわけではなく、主要人物は(やむをえない事情があるキャラもいるが)基本的にみずから志願して軍に入隊しているわけで。しかも主に描かれるのは下士官LVの現場が主体。
年端もいかぬ少女が政治に翻弄される流血女神伝やアンゲルゼと比較すれば、当然に表れる差違でしょう。
とはいえ、ティーンズむけのお決まりの1つ「出生のヒミツ」が附与され、巻がくだるにつれて政治色が濃くなっていきそうな予感・・・。
それにしても、ミリタリーものという、レーベルのカラーにそぐわない作品が20冊ほども刊行されたというのはなかなかに興味深い話です。巻末に機関銃と拳銃とライフルの違いについてイラストつきで略解がつくようなレーベルデスヨ?
当時の男オタはスレイヤーズやらあかほりやらで喜んでた時代です。マリ見てブームによる男性のコバルト開拓はおろか、”ラノベ”誕生以前というそんな時代に、少女レーベルでミリタリーものが一定の支持を得ていたというのは俄に信じられるものじゃありません。少女文化は男オタ文化の20年先をいっているという話がありますが、その一端、ということなのでしょうか。
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